2011年2月12日土曜日

セカンドライフと現実世界のちがいについて


セカンドライフというものが、現実世界の模倣をする場所であるという考え方があるよね。

現実世界のミニチュアをネットの空間につくって、現実世界でできるのとおなじことを、ネットのなかでもできるようにすれば、たとえば会議とか、ふだんは遠くに住んでいてなかなか会えない人とも、ネットだから、簡単にできて便利だとか。

もちろんそれは、たしかにあるし、私もセカンドライフのかなり大きな楽しみは、世界のいろんな国に住んでる人と、おなじ場を共有できることだと思うのだけれど、もしセカンドライフがそれだけのものであったとしたら、私はここまで、セカンドライフを続けていなかったと思う。

私はやっぱり、現実世界ではできないことが、セカンドライフでできるからこそ、おもしろいのだと思うんだよね。

セカンドライフが日本で知られはじめた、いまから3~4年前ごろ、いろんな企業が参入して、土地を買って、建物をたててってやったけど、今ではほとんど撤退しちゃった。

企業にしてみれば、どうやって利益につなげたらいいものだか、けっきょくわからなかったということだと思うけど、私に言わせれば、建物をたてるってことそのものが、まずまちがいなんだよね。

建物っていうのは、現実の世界では、雨風をしのぐとか、プライバシーを守るとかいう、りっぱな必要性があって、存在しているものだけれど、セカンドライフではそれは、まったく意味がない。

だってセカンドライフでは、雨もふらないし風もふかないし、カメラは建物の壁をとおって、いくらでも中に入れるから、プライバシーだって守れない。

なんの必要性もないものなのね。

それなのにまず建物をつくってしまうというのは、現実世界では、たしかに何を始めるにも、まず建物が必要だから、セカンドライフでもそれとおなじようにやってみよう、という考え方からきているのだと思うけど、いくら現実世界で必要でも、セカンドライフのなかで、じっさいの必要性がなかったら、生き残れるわけないんだよね。

あともうひとつ、必要のないものの典型が、道路。

企業の人たち、土地に建物といっしょに、いっぱい道路つくってたよ。

でもセカンドライフでは、誰でも空を飛べるし、あとテレポーテーションで、どこへでも好きな場所に、瞬間的に移動できるのだから、道路ほど必要のないものはない。

セカンドライフへ来て、まず建物たてたり、道路をしいたりする人たちは、現実世界とセカンドライフのちがいというものを、まったく考えていなかった人たちで、そういう人たちはもう全員、セカンドライフからはいなくなっちゃった。

いま残っているのは、道路がない土地、天井や壁がない場所、そういうところが多いと私は思うよ。

だいたいセカンドライフは、空や海がすごくきれいだから、へたな天井や壁なんかがあるよりも、何もないほうがよっぽど気持いいのよ。

あとプライバシーを守るために、上空4,000メートルとかにある家も、いまは多いよね。

それって、飛んでいくには高すぎるんだけど、そこに住んでる人は、テレポーテーションですぐに行けるからね。

それじゃあ、セカンドライフでできることで、現実ではできない楽しみが、どういうことがあるかっていうと、その最大のものが、私は「エロ」だと思うんだ。

セカンドライフでも、アニメーションをつかって、エッチのまねごとができるようになっていて、そりゃもちろん、現実のエッチのほうが、じっさいに気持ちはいいんだけど、セカンドライフはエッチをしても、病気になるわけでもないし、現実世界での素性は、セカンドライフでは隠しておけるから、エッチをすることで、社会的にまずいことになるってこともないし、現実世界ではなかなかできない、いろんなエッチが楽しめる。

ストリップダンサーとか、やってる子、多いよ。

現実世界では、やってみたくても、なかなかできないよね。

あとエスコート、売春ね。

これだってやってみようと思っても、現実世界ではなかなかできないでしょう。

SMも、セカンドライフでは流行ってる。

男女の場合もあるし、女どうしの場合もあるけど、女王様になってみたり、奴隷になってみたり、どちらも楽しそうだよね。

私がやってるMeg's Erotic Barでは、そこまでハードなエッチはしないけど、女の子どうしで付き合う、きっかけづくりの場にはしてもらってる。

女の子どうしでエッチするのって、楽しいんだよ、ほんとに。

現実世界では、なかなかそこまで踏み込めないけど、でもちょっと経験してみたい、って子は、ぜひMeg's Barへ来てみてね。

あとMeg's Barでは、夜遅くなると、よくみんなで、まっぱだかになって踊ってる。

これもなかなか現実世界ではできないでしょう。

開放感があるし、おたがい身近になるかんじがするし、すごく楽しいよ。

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