2011年4月10日日曜日

「エロ」の楽しみ


このところのMeg's Barは、とくに新しめのメンバーが、だんだんと「エロ」に目覚めはじめたような感じがして、それが私としては、嬉しいし楽しいのよね。

「エロ」ってね、簡単そうに見えるけれど、意外に高度な概念だとおもうのよね。
言うまでもないことだけど、動物には「エロ」はないよね。
行為そのものは、エロでもなんでもなくて、それを捉えようとする人間の頭脳がつくりだすものがエロなのであって、たとえてみれば、動物は生の肉やら草やらをそのままバクバク食べるけれど、人間はそういうことではどうしても食欲がわかなくて、わざわざ「料理」というしち面倒くさいことをしないといけないということと、似たところがあるのじゃないかとおもう。

だいたい人間というのは、食べないと生きていかれないわけで、神様というのは良くしたもので、人間にとって必要なものは、それが楽しかったり、気持ちよかったり、するように人間をつくってくれているのよね。
だから「食べる」ということには、人間を惹きつけて離さない、さまざまな要素が盛り込まれることになるわけで、「料理」というものはそういう、人間の何万年もの試行錯誤の歴史が、集大成されたものになっているのだと思うんだ。

「エロ」というのも「料理」というのとすごく似ているところがあるような気がして、人間がその辺にころがっている生の肉や草を食べないように、ただそのものがそこにあればエロいのかというと、それはまったくそうではない。やはりそれを人間はオブラートに包んで、人間が食べやすいようにつくり上げていくものだとおもうのよね。

体型もね、私なんかは叶姉妹じゃないけれど、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいるのがエロいとおもっていたけれど、Meg's Barにくるいろんな子を見ていると、かならずしもそうでもなくて、あるていど余分なお肉がついてるほうが、エロく見えたりするものなのよね。
脚なんかもさ、セカンドライフでは好きなように、いくらでも長くできるじゃない。でもそうじゃなくて、あるていど短いほうが、リアリティーがわいて、日本人らしいエロさがかもし出されるようにもおもう。

「デブなんだけどエロ」みたいなところを追求している子もいてね、そういうこともテーマとして、かなりおもしろいのじゃないかとおもうよね。
からだを太くしたり、脚を短くすると、今度は着る「服」がむずかしくなるってこともあって、やっぱり服は、モデルみたいな体型のほうがきれいに見えるということはあるから、「着ても脱いでもきれいに見える」という微妙なバランスをどう取っていくかというのも、おもしろいところだと私はおもうよ。

服とか下着も、セカンドライフにはエロい仕様のものがいろいろ売っていて、これは日本人より外国人がより積極的なのじゃないかという気もするけれど、おパンツが丸出しになるジーンズとか、下乳が見えるようになっているセーターとか、現実世界ではあまり考えられない、笑えるデザインのものも多いよ。
だいたいそういうエロい服とかさ、現実世界ではよっぽど特殊な職業でもないかぎり、なかなか着られなかったりするじゃない。それがセカンドライフでは、ふつうの人間でも楽しめるというのが、まさに「第二の生活」、いいところだとおもうよね。

Meg's Barでは毎日、そうやってそれぞれのエロをもちよって、みんなで眺めあいながら楽しむというふうにしている。
最後にはだいたい、まっぱになって踊るんだけど、私はセカンドライフではこれは、もっとも楽しいことのひとつに入るのじゃないかとおもうよね。

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