《BENTO ヘッド》が登場し、私は本当に、セカンドライフが一つの境地に到達したと感じています。
BENTO ヘッドにすることの意味やメリット、および BENTO ヘッドの具体的な導入方法について、私なりにまとめてみました。
BENTOヘッドとは?
《BENTO》は2016年12月、セカンドライフのビューワにラウンチされた機能です。
アバターの骨格が、骨の数がそれまで26個だったのが、133個まで増え、指や顔などが複雑に動かせるようになりました。
BENTO に対応したメッシュヘッドが、《BENTO ヘッド》です。
メッシュヘッドは、以前のアバターが描写が荒く、きれいに作り込めなかったため、それを補うものとして登場しました。
一番はじめに登場したのは《スタティック・ヘッド》で、これは顔の描写は写真並みにキレイにはなりましたが、口をあけたり目を動かしたりなど、それまでのアバターでもできていた最低限の顔の表情は、いっさい作れなくなりました。
その欠点を補うべく登場したのが《アニメーション・ヘッド》です。
これは顔の表情を、メッシュヘッドに装填されたスクリプトで動かすもので、それによって口をあけたり、目や眉を動かしたりなどの最低限の動きはできるようになりましたが、スクリプトによって駆動するのでぎこちなく、変化の速度も遅いです。
アニメーション・ヘッドの欠点をさらに補うべく今年になって登場したのが、BENTO ヘッドです。
BENTO ヘッドにすることのメリット
BENTO ヘッドにすることのメリットは、次の通りです。
メリット1 以前のアバターにくらべて格段にキレイ
このことは、メッシュヘッドのいずれにも共通します。
以前のアバターの描写が「漫画レベル」だとしたら、メッシュヘッドの描写は「写真レベル」だといえます。
「全然ちがう」といえるほどの差で、一度メッシュヘッドにすると、もう以前のアバターには戻れないです。
メリット2 表情が豊かで滑らか
BENTO ヘッドが登場するまで、アバターには基本的に表情はありませんでした。
ところが BENTO ヘッドでは、アニメーションにより無数の表情をつくり出せます。
BENTO ヘッドの表情は、ヘッドに装填されたスクリプトによってではなく、ビューワー自体に装填された機能 BENTO によって駆動されます。
スピードが早いために表情の変化が滑らかで、ぎこちなさはありません。
メリット3 顔の各所を調整できる
これまでのスタティック・ヘッド、アニメーション・ヘッドでは、以前のアバターではできた顔の輪郭や目・鼻・口などなどの顔の各所の調整が、全くまたはほとんどできませんでした。
なのでメッシュヘッドは購入したら、それを基本的にそのまま使わなければなりませんでした。
どんなにキレイであったとしても、誰にでも「好みの顔」はあるものです。
また顔の調整ができないと、おなじメッシュヘッドを買った人は、おなじ顔になってしまいます。
ところが BENTO では、以前のアバターと全くおなじように、顔の各所が調整できるようになりました。
これでようやくメッシュヘッドを、自分好みの顔につくり込んでいくことができるようになったわけです。
BENTO ヘッドにすることの意味は?
以上のように BENTO ヘッドは、以前のアバターにくらべると格段にキレイで、表情が豊かです。
このことは、まずは見て楽しいことはもちろんですが、それだけにとどまらない意味をもつと、私は思います。
セカンドライフの肝はアニメーションだと思います。
これまでアニメーションは、身体の動きについてのみ動作していましたが、BENTO ヘッドによってようやく、顔の表情にもアニメーションが使えるようになりました。
アニメーションによって、アバターはただ突っ立っているのでなく、「自然さ」を兼ね備えます。
セカンドライフで人気のものといえば、「ダンス」と「エッチ」が上げられます。
これらは他人と行うコミュニケーションの側面がありますが、べつに人とやり取りしたいだけなら、本来はチャットだけで十分です。
むしろセカンドライフでダンスやエッチをすることは、「自分のアバターが自然な動きをしているところを見たい」のが大きいのではないでしょうか?
ところが BENTO ヘッドが導入され、アバターを自分好みにつくり込み、それを鑑賞することができるようになりました。
顔までが表情豊かに動きますので、この鑑賞の楽しみと満足感はとても大きく、いまや「アバター作り」そのものが、セカンドライフの目的の一つになり得るものになったと思います。
ダンスやエッチは、自分ひとりでするのはちょっと虚しいです。
なのでそれらをするためには、どこかへ行くか人を呼ぶかするなどし、一緒にしてくれる人を見つけなければなりません。
これはセカンドライフを始めたばかりの人にとっては、ちょっと敷居が高いです。
「どこに人が集まっているのか分からない」のは、セカンドライフ初心者の大きな悩みではないでしょうか?
また私のように、「セカンドライフで余計な人間関係に煩わされたくない」と思う人も多いはずです。
余計な人間関係には、リアルライフで十分煩わされていますので、セカンドライフは息抜きの場にしたいからです。
そんなセカンドライフ初心者や、私のような者にとっては、アバター作りで十分な満足感を得られるのはありがたいことではないでしょうか。
別に一人でセカンドライフにログインし、リアルライフの酒の肴にアバター作りをしていても、寂しさなどは感じません。
またダンスやエッチが好きな人にとってももちろん、BENTO ヘッドで顔が自然に動くことは、それらがより楽しくなると思います。
以上のように、BENTO ヘッドの登場は、ただ単に「顔がキレイになる」ことにとどまらず、セカンドライフの楽しみ方そのものを、変える可能性を秘めていると思います。
BENTOヘッドを導入するための費用は?
BENTO ヘッドは、セカンドライフの公式アバターにはありません。
ショップが販売していますので、購入するには費用がかかります。
BENTO ヘッドは
5,000L$くらいで、最低限それだけでも使えますが、さらにスキンとシェイプを購入すると、設定がラクになります。
スキンとシェイプの価格は製品によって色々ですが、私が購入したものはスキンが
1,200L$、シェイプが
600L$くらいです。
スキンとシェイプまで入れると、BENTO ヘッドを導入するには
7,000L$ほどがかかります。
セカンドライフの商品は通常みんな安いので、7,000L$は最も高いもののうちの一つです。
ただしこれを日本円に換算すると、3,200円。
居酒屋で1回飲めば使ってしまうお金です。
私はつまらない人と居酒屋へ行くよりも、BENTO ヘッドを買った方がよっぽど楽しめると思います。
居酒屋へ行くのを1回やめて、セカンドライフを肴に宅飲みしましょう。
BENTOヘッドの導入法
BENTO ヘッドを導入する方法は、
- BENTO ヘッドを購入する
- スキンとシェイプを探して購入する
- 自分なりに手直しする
の3ステップです。
10年近く前、前のアバターの顔を作ったときは1週間くらいかかったので、気に入る顔ができるまで、今回もおなじくらいの時間がかかると思いましたが、意外にも主だったところは丸1日でできました。
いちばん時間がかかるのは、ショップを探し、スキンやシェイプのDEMOを集めることです。
10年前は、セカンドライフのインワールドでショップを直接回らなくてはいけませんでした。
ところが今はマーケットプレイスがありますので、WEBでちょこちょこと検索すれば、すぐにDEMOが集まります。
セカンドアバターの《あい》もBENTO ヘッドにしましたが、そのときはもうスキンとシェイプのお店は決めていましたので、1時間ほどで出来上がってしまいました。
STEP1 BENTOヘッドを購入する
BENTO ヘッドは数軒のショップが販売していて、現在のところ計20種類くらいがあります。
私は太鼓判を押しますが、これは《CATWA》というショップの《Catya》というモデルがおすすめです。
15種類くらいは DEMO を見てみましたが、Catya は唇などに多少のクセはありますが、完成度がもっとも高いです。
また CATWA は BENTO ヘッドのトップブランドで、Catya はそこの最新の製品であるために、スキンやシェイプももっとも多く、種類があります。
もちろん自分でヘッドの DEMO を集めてみるのが一番いいです。
でも時間を節約したい場合は、Catya を選んで後悔しないと思います。
⇒
Catya マーケットプレイス
STEP2 スキンとシェイプを探して購入する
BENTO ヘッドは、それだけでも一通りのメイクはできます。
でもメイクのHUDの使い方がわかりにくいので、スキンとシェイプを購入すれば、目標に短時間で到達できると思います。
スキンとシェイプは、最低でも10種類はDEMOを集めるようにしましょう。
マーケットプレイスで、“catya” または “catya skin” などと検索すると、山のようにでてきます。
シェイプについては、スキンのショップが販売するものと、シェイプのショップが販売するものとがありますので、注意しましょう。
スキンのショップが販売するシェイプは、スキンを購入すれば自動的についてきますが、シェイプのショップが販売するシェイプは、まずシェイプを購入し、さらにそのシェイプにおすすめとされるスキンを、別のスキンのショップで購入しなくてはなりません。
初めからスキンのお店で購入すれば、買うのは1回だけで済みます。
シェイプのお店がつくるシェイプは、やはりそれなりに特徴がありますので、どちらがいいとはいえませんが、手間を省きたい場合には、スキンのショップで購入するのがおすすめです。
スキンのお店で、私的に好みなのは《PINK FUEL》です。
私のスキンもセカンドアバターあいのスキンも、そこのモデル《Sabine》です。
⇒
PINK FUEL マーケットプレイス
STEP3 自分なりに手直しする
スキンとシェイプを装着したら、最後に自分なりに手直しします。
シェイプの編集は、《容姿 → シェイプを編集》で、これまでのアバターを編集するのと全くおなじようにできます。
今までのアバターの顔と似せようとはしないのがコツ
これまで古いタイプのアバターを使っていて、新たに BENTO ヘッドを導入しようと思う人に、「最大のコツ」と私が思うことがあります。
それは、「今までのアバターの顔と似せようとしないこと」です。
自分のアバターの顔は、誰でも愛着があると思います。
「BENTO ヘッドにしたとしても、顔自体はいまと変えたくない」と思う人も多いはず。
でも今までのアバターの顔は、BENTO ヘッドにした場合、自動的には引き継げません。
BENTO ヘッドと以前のアバターは、《目の大きさ》や《唇の厚さ》などなどパラメーターの項目はおなじですが、それらの数値をいっしょにしても、似ても似つかない顔になるからです。
なので BENTO ヘッドの顔を決める際、前の顔のことは一度すっかり忘れることが大切です。
「前の顔に似せよう」と思わなくても、「自分の好きな顔」を、シェイプやスキンを選んだり、手直ししながら追求すれば、最終的には以前の顔に似てしまうと思います。
私は「ちがう顔にしたい」と思ってスキンとシェイプを選びましたが、手直ししているうちに以前の顔とそっくりになり、ちょっとガッカリしたくらいです。
「前の顔に似せよう」と思いながらやってしまうと、なかなか顔が決まらないことになりがちだと思います。
まとめ
BENTO ヘッドは、これまでのアバターとは比べものにならないくらい、顔がキレイで表情が豊かです。
これを導入することで、セカンドライフをまた新たに楽しめると思います。
BENTO ヘッドは、それだけを購入しても使えますが、シェイプとスキンも購入すると顔を決める手間が省けます。
ヘッドとシェイプ・スキンを合わせて7,000L$ほどになり、セカンドライフの商品としては高額な部類ですが、日本円だと3,200円、居酒屋1回分の値段なので、居酒屋へ行くのを1回やめて、こちらを選ぶようにしましょう。
ヘッドの顔を決める際には、「前の顔と似せよう」と思わないことがコツです。
「自分の好きな顔」を追求すると、最終的に以前の顔と似てしまうと思います。
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